一輪挿し(36)

橋多き 深川に来て  月の雨

永井龍男

 

下町・深川辺りは川や運河が流れ、橋も多い。

「来て」と言うのだから、何かの目的があった。

その行き帰り、水面にきらめく名月を橋の上から見たかったのかも知れない。

でも、

(中略)

ただ、小やみになった雨の向こうにかすかな月影、月はそれほど明るいと解釈するのも風情がある。

(全文は「橋梁通信」2019年9月15日号でご覧ください)