大日本塗料の新人3人 「感動すら覚える」「奥が深い」

徳田事業部長(右端)と話しを交わす(左から)岩尾さん、眞野さんら

清村さん

今年の新入社員も、入社から半年。各社それぞれの育て方をしている中で、橋梁通信は大日本塗料(大阪市中央区、里隆幸社長)・東京営業本部(大田区)の構造物塗料事業部・マーケティンググループを訪ねた。新卒社員31人のうち、岩尾有華さん、清村恒大さん、眞野太朗さんの3人が配属されている。

同社は、新人1人に先輩社員を1人付ける教育スタイル。3人は先輩と一緒に、高速道路会社など施主、塗装工事の元請、関連商社、販売店など様々な客先を回っている。

岩尾さんは、同社重防食の技術営業部門で初の女性社員。中国に留学した時、歴史的建造物の塗装がはがれたまま放置されているのを見て、「もったいない」と感じた。就職活動では、「塗料メーカー、とりわけ大日本塗料なら歴史的建造物を守れるのでは」と志望した。

歩道橋の塗替え調査に同行したら、休日でもその腐食に目が行くように。

「何μという薄い塗膜が巨大構造物を守ることに、感動すら覚える。塗料は親しみやすいと、多くの人に感じてもらえる働きができれば」という。

清村さんは父親が塗装会社を経営しており、いずれは家業を継ぐつもりだ。その時に重防食の知識が不可欠なため、大日本塗料を選んだ。

「ジンクリッチペイントを犠牲防食させ、塗装系を守るシステムを学び直した。奥が深い」

眞野さんは、ボディビルやパワーリフトで鍛えたがっちりした体格。就職活動の際、街中にあるすべてのものが塗料で守られていることに気付いた。「体が大きい私は、重防食塗料にスケールの大きさを感じる」。

ブラスト工事の現場では、旧塗膜がPCBを含有していたため、タイベックを着用して足場に入ったら、熱中症になりかけた。「夏場の大変な作業に頭が下がった」。それでも、上京してから体重は8㎏増えたという。

3人の上司、徳田宏事業部長(48)は「明るく元気に、素直に、前向きに取り組んでもらえれば」と期待し、「もちろんバッチリ」と目を細めた。

※「橋梁通信」2019年10月1日号掲載