鹿児島・中福良橋架け替え 福岡・大川高架橋上部工 相次ぎ見学会

国土交通省・九州地方整備局の大隅河川国道事務所・鹿屋出張所は10月12日、鹿児島県鹿屋市の姶良(あいら)川に架かる中福良橋架け替えの工事現場で、同市立鶴峰小学校の全校児童29人を招いて見学会を開いた。

キャリアダンプに乗って

バックホウを動かしてみた

姶良川は、整備計画の目標流量である年超過確率1/30(30年に1度の確率で発生する最大降雨量)を超える大雨が降った場合、水を流すのに有効な川の横断面(流下断面)が不足し、氾濫の恐れがある。

このため、川幅を広げる(河道掘削)とともに、拡幅に伴う中福良橋の架け替えや河道掘削が進められている。

「鶴峰組」です

見学会では、架け替えの上部工工事を請け負っているオリエンタル白石福岡支店の佐藤誠二・監理技術者が「鶴峰組の名前入りヘルメットを用意した。学校に寄贈するので、自分の体を守る防災グッズとして役立てて」と開会の挨拶。同出張所の宮内信所長は「道路、川、橋と3つの工事の合同見学会。実際に見て、触れて、楽しみながら学んで」と述べた。

この後、児童たちは模型でPC橋の仕組みを学び、道路工事や掘削を請け負う山之口建設のオペレーターが運転する土砂運搬用のキャリアダンプに乗って現場へ。小型バックホウによる掘削をオペレーターの補助で体験したりした。「橋を勉強できた」などの感想が聞かれた。

(写真3点はオリエンタル白石提供)

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橋の大きなも模型を囲んで

福岡県大川市で「大川高架橋上部工(A1―P4)工事」を進める同地方整備局・有明海沿岸国道事務所は10月3日、同市立大川東中学と三又中学で、橋梁や土木をテーマにした課外授業を開いた。

自動追尾型計測機を使って

参加したのは、生徒と教員計約120人。橋の種類や特徴などを学んだ後、VRや測量、橋の模型作りなど体験型授業を受けた。

生徒からは「土木のすごさ、大変さが伝わった。橋を見る時はこの授業を思い出したい」「人のためになる仕事なので、将来進みたい」などの声が聞かれた。

同工事の吉田恵子現場代理人(駒井ハルテック)は「課外授業で橋梁や土木を身近に感じ、進路を選ぶ時に橋も候補に入れば」と期待した。(写真2点は、共同技術コンサルタントの松永昭吾氏が撮影・提供)

※「橋梁通信」2019年11月1日号掲載