熊本豪雨からの復旧 ②  インフラドクター活躍 首都高技術など開発

計測の短期化・省力化 求められる

復興現場で活躍したのが、首都高技術(東京都港区、大島健志社長)などが開発した「インフラドクター」だった。

八代河川国道事務所は、球磨川に並行する唯一の生活道路である国道219号などが令和2年7月豪雨で被災したことを受け、復旧作業を円滑に進められるよう、一般車両の早期の通行再開を目指した。

そのためには、現地計測などの測量設計を速やかに行う必要があった。

一方で、復旧の対象箇所が広域にわたり、従来の手法では実施完了までに膨大な時間と労力を要することが課題で、現地計測などの短期化・省力化が求められた。

そこで同事務所が着目したのが、インフラドクター。車両に搭載した複数台のカメラとセンサー類を活用し、計測などの短期化・省力化を図るもの。同事務所は「国道219号等災害状況計測業務」を、首都高技術に随意契約で発注した。

今回の現地計測の要求性能に合った唯一の技術だった上、業務に即応可能な体勢と機器などを保有し、業務の目的・内容に応じた速やかな対応も可能だったからだ。