CBCテレビ放映 牛若 ① 岡野技研 野杁克也さん

何気なく通る橋 直すやりがい

「地域の人が普段、何気なく通るこの橋を自分たちが直している。すごく、やりがいを感じる」

ブラストシステムの配管をチェックする野杁さん

 

岡野技建(名古屋市港区、岡野公則社長)の野杁克也さん(31)は、マイクに向かってそう話した。

静岡県浜松市。

天竜浜名湖鉄道・三ケ日駅近くの三代橋(注1)南側2径間分のRc―Ⅰ塗装系による塗替え工事で、部下のブラストマンら8人を率いる作業班長(現場代理人)だ。

現場では、「循環式エコクリーンブラスト工法」を使っている。

野杁さんは1年前までの6年間、ブラストマンとして多くの橋の素地調整を手がけた。

「ブラスト面の品質と効率はワザで大きく異なる。同僚・部下には、やりがいが持てるようにしたい」

番組の撮影風景

 

CBCテレビ(名古屋)で4月から、老朽化が進む橋の再生に取り組む若手を牛若(注2)に例え、その姿を追う2分間のミニ枠企画「牛若―鉄人たちの橋の再生物語」が始まる。中部地方の橋梁業界若手が、橋の魅力を発信する「牛若」プロジェクトの一環。様々な職種の牛若が登場し、橋を再生する手法や工事内容、思いを紹介する。

注1 みよばし。二級河川都田川水系・宇利山川が猪鼻湖に注ぐ最下流に架かる。橋長136mの5径間鈑桁橋。1976年(昭和51年)に静岡県が架設、その後、浜松市に移管された。

注2 京都・五条橋で、武蔵坊弁慶をひらりかわしたとされる牛若丸。橋の上下を自在に動き、技術力でその再生に取り組む職人の姿を重ねた。

(「橋梁通信」2021年3月1日号掲載)